年間第13主日

子供の手を取って、「タリタ、クム」と言われた (マルコ5・41より)

 

ヤイロの娘と出血症の女性―この二人の女性のエピソードは別々の物語ではなく、互いに絡み合っている。ちょうど大人の女になる年齢の12歳で死にかかった少女と、汚れとみなされていた病気を12年の長きにわたり患う女性。12という完全性を意味する数字が暗示するように、この二つのエピソードには人間の根本的な問題(病気、死、孤独)が現れている。出血症の女性はイエスの「服にでも触れれば」と勇気を出して、自分の女性性を受け容れることができた。ヤイロの娘はイエスに手をとってもらって、大人の女になることができた。「タリタ、クム」―起き上がること、それはイエスに癒され新しい命に復活することである。「恋しい人に戸を開こうと起き上がりました」(雅歌5・5)。彼女たちは起き上がった、恋人イエスを自分の生活の中に迎えようと。

 

(画像はエルネスト・フォンタナ「ヤイロの娘の蘇生」、19世紀末)

 

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