年間第14主日

「預言者が敬われないのは、自分の故郷、親戚や家族の間だけである」(マルコ6・4より)

 

30年もの長い年月、ナザレの村に住み大工として働いたイエス。しかしナザレの人たちは、神が人となって地に来られたことに気づかなかった。高いところに神がいると思っていたから。ところが、神はすぐそばに来ていた、手にタコのある大工として。イエスの人間性、その行動と感情をリアルに示すマルコ福音書。「神はどこにいるか」と問う私たちにマルコは、「神はあなたのすぐそばにいるかもしれない」と答える。神は、今あなたの隣に座っている人かもしれない。あなたの赦しを求めている人、あなたが赦しを必要としている人かもしれない。イエスはナザレの人たちに拒否されても(命を狙われても)、数人の病人を癒した。十字架につけられて死ぬ瞬間にも「彼らをお赦し下さい」と願った。拒まれても愛し続けること。それはイエスが私たちに教えて下さった道である。

 

(画像はマールテン・ド・フォス「イエス、故郷で拒絶される」、16世紀末)

Since 14 Sep 2013